PMSを和らげるおすすめの運動は?
PMSのツライ症状が表れると、どうしてもふさぎがちになってしまいますよね。気持ちが滅入って外出もしたくないし、だるいから動きたくない…。しかし、それが逆にPMSの症状を悪化させている原因になっているんです。
PMSを和らげたいのであれば、積極的に動くことも大切です。ここではPMSの時におすすめの運動をご紹介していきます。他にも意外な効果に繋がるので是非、トライしてみてくださいね(*´∇`*)
運動不足だとPMSが重くなるって本当?
PMSの症状は、運動不足の人の方が重く出る傾向にあります。運動をしないことでPMSを和らげるホルモンが分泌しなくなってしまうからです。それではどのようなホルモンなのか見ていきましょう。
PMS緩和に効果ありの3つのホルモン
実は運動をすることで、PMSを和らげる効果のある「快楽ホルモン」が分泌されます。この3つのホルモンがどういった効果を発揮するのかを見ていきましょう。
βーエンドルフィン
脳内麻薬とも言われるくらいの凄いパワーを持ったホルモンです。中でも多幸感を与えてくれるので、気持ちを幸せにしてくれる効果があります。気分が憂うつになりがちなPMSの症状には最適なホルモンです。βーエンドルフィンは運動を始めて約15分後に分泌され始めます。
ドーパミン
快楽物質として有名なホルモンですね。楽しいこと、好きなことをしている時に良い気持ちになるのがドーパミンの効果です。他にもやる気を起こしたり、前向きになる効果もありますが不足すると無気力になってしまいます。ドーパミンは運動を始めて約25分後に分泌され始めます。
セロトニン
精神安定作用があると言われているのがセロトニンです。セロトニンが不足するとイライラしたり、不安になるということが分かっています。PMSの症状にも最もかかわりがあるのではないか、とされているホルモンです。セロトニンは運動を始めて約40分後に分泌され始めます。
上記したホルモンの他にも適度な運動は身体のコリをほぐしてくれるだけではなく、心のコリもほぐしてくれる作用があるんですよ。
PMSの症状を和らげる運動
上記したホルモンが分泌されやすい運動とはどんなものなのか。手軽に出来て効果ありのおすすめな運動をご紹介します。
ウォーキング
ウォーキングは身近ですぐできる運動のひとつです。ウォーキングによってやせる、筋力がアップする、血行が良くなるなどは知られていますね。ウォーキングには3種類の快楽ホルモンを分泌させる効力があります。ただ歩くだけなのでお金もかからない、いつでもできる、誰でもできるということでハッピーを手に入れましょう。
踏み台昇降
ステップ台や階段を利用して左右の足を交互に上り下りする運動ですね。この踏み台昇降はリズムに乗って行うことからセロトニンの分泌が増えると言われています。セロトニンを本気で鍛えて働かせるためには継続が大切です。1日30分以上の踏み台昇降を習慣づけると効果的ですね。またウォーキングが出来ない雨の日に踏み台昇降に切り替えるのもおすすめです。
ヨガ
ゆったりした動きを繰り返すヨガも体に負担をかけないのでおすすめです。無理のないポーズを繰り返すだけでも効果ありなんですよ。副交感神経を活性化させて自律神経のバランスを整える作用があります。ヨガにつきものの瞑想をするのも効果的です。
週に3回以上の30分〜60分のヨガが出来ると理想的です。弓のポーズや牛のポーズなどは簡単にできますのでしばらく実践することで効果を実感できるでしょう。どうしても時間が取れない場合は部屋で軽いストレッチをするだけでも、血行が促進されてPMSの症状緩和に繋がります。
PMSの時に運動で気を付けること
いくらPMSの症状を緩和するのに、運動が良いからといって無理は禁物です。PMSの症状が表れやすい人の中には、真面目な性格で計画を立てたらその通りに進めていかないと、ストレスになる人もいます。
PMSの時はリラックスをして過ごすこと、無理をしないことが大前提ですので、「必ずやらばければいけない」と思う必要はありません。ふさぎ込んで動かないのは問題ですがどうしても忙しくて出来ない日があっても、自分を責めたりはしないでくださいね。
また、普段の通勤にウォーキングを取り入れるのもおすすめです。早起きをして一駅歩いてみる、いつもエレベーターを使用するところを階段に置き換えてみる、こんな小さな心がけだけで、PMSの症状が和らいでいくのを感じられるはずです。
PMSを和らげる運動まとめ
他にも景色の移り変わりが気分転換になるジョギングやサイクリングも良いですね。無理をして行うのではなく、楽しんで行うのが効果が上がる方法です。
自分に出来そうなものを少しずつ続けていけるように、適した運動を心がけてみてくださいね(*´∇`*)