PMS改善にはハーブティーがいい理由
温かい飲み物は冷たい飲み物よりも、PMSの症状には良いとされています。だからと言って何を飲んでもいいという訳ではありません。なぜハーブティーがPMS改善に効果的なのかというと、カフェインが入っていないから。そしてハーブには様々な効果があるから。ここでは紅茶に含まれるカフェインのお話と、ハーブティの効果について詳しく書いていきます(*´∇`*)
どうして紅茶は良くないの?
琥珀色の香りにいい飲み物、それが紅茶です。特に女性は食後に紅茶を好んで飲む人も多いですよね。私もコーヒーよりも紅茶が好きで良く飲んでいました。しかし、PMSの症状がひどい場合には紅茶はあまりおすすめできません。
その理由は・・・。
そもそも、PMSの症状がひどいのは血液のめぐりが悪くなるのが原因のひとつです。血液が上手に身体をめぐらないと、冷えの原因になります。紅茶にもコーヒーと同じようにカフェインが含まれています。このカフェインには女性の身体を冷やしてしまう性質があるんです。
血液のめぐりが悪いことでPMSの症状がひどくなっているのに、更に身体を冷やしてしまうということは、PMSのツライ症状を促進していることになるのです。また、カフェインは精神的な不調を増長させる可能性があることも分かっています。コーヒーと同様に、紅茶も生理前は避けた方が良さそうですね。
PMSに効く!おすすめのハーブティー
ここからはPMSの緩和に効果があるハーブティーを紹介していきます。ハーブによって1日に飲む回数が違う場合があるので注意しましょう。
チェストツリー
PMSに効果のある漢方やサプリメントなどで、良く出てくるハーブですね。女性ホルモンに似た働きがあり、生理前のイライラなどを静めてくれる働きがあります。チェストツリーによる効果は生理以外の時は特に変化はありません。しかし生理前のイライラや腹痛、頭痛、下痢が緩和されて少なくなります。
チェストツリーは1日1杯〜3杯を目安に飲むようにしてください。食後の飲み物を紅茶からハーブティーに変えるような感じです。チェストツリーだけ飲むのは、味に苦みがあり飲むのが大変です。
ブレンドされたものや、飲みやすいローズヒップなど他のハーブを混ぜて飲むのをおすすめします。
セントジョーンズワート
イライラや落ち込んでしまうなどの、うつっぽい気分を落ち着かせる作用のあるハーブです。ドイツではセントジョーンズワートを使用したうつ病の治療が行われているほどです。大きなリラックス効果があるので、とてもよく眠れるようになります。また、イライラした気持ちから優しい気持ちになれるので、周りの人にあたることがなくなります。
セントジョーンズワートは自分のPMSの症状の時期を知って、PMSの症状が現れる前日から1日1杯を飲むようにします。ハーブの状態や抽出時間から濃さが変わりますので、一定時間蒸らすのがおすすめです。枯れた薬草のような苦味があるので、こちらも単体では飲みにくいと思います。
もし抗うつ剤など同様の効果を持つ薬を服用している場合は飲めません。いくつかの薬と相互作用があり、薬の効果を減少させてしまう可能性があるからです。
紅茶の代わりはハーブティーがGOOD
PMSとは長いお付き合いになりそうだから、できるだけお薬は飲みたくない、なるべくなら自然の力で緩和させたい。PMSに悩む人の中には、そういった考えの人も多いと思います。紅茶を好んで飲んでいる人は、上記したカフェインの影響を受ける可能性があります。そこで、おすすめしたいのが温かいハーブティーです。
ハーブティーはお薬ではありません。薬に頼らず自然な力でPMSを緩和させたい、少しでも症状を軽くしたい、そう考えている人には特に試してほしい方法ですね。もちろん、すべての人に効果があるという実証はありません。ハーブティーの入れ方や抽出時間によって濃度も変わるからです。
基本的にPMSの症状に効くハーブティーはホルモンに作用していくので妊娠中・授乳中の人は飲めません。また、低用量ピルの効果を下げてしまう可能性があるので併用しない方が良いです。ここで紹介した「チェストツリー」や「セントジョーンズワート」はサプリメントにも含まれている成分です。どうしてもハーブティーが苦手という場合は、サプリメントで飲むでも良いでしょう。
ハーブティーでもサプリメントでも、効果が表れるまでに1ヶ月〜2ヶ月はかかります。即効性を期待するよりも、どれだけ続けられるかが大切です。続けられそうな方法で挑戦してみてくださいね。