PMS緩和に漢方の効果とは?

漢方

PMSの辛い症状を少しでも和らげられたら…そんな手段があったら心も体も楽になりますよね。ここでは漢方にスポットをあてて症状を緩和できる手段を見ていきます。漢方を使うとどのような効果をもたらすのか、危険はないのかなど、ぜひ参考にしてみてくださいね^^

 

漢方医学が考えるPMSとは

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西洋医学と並んでよく耳にするものに漢方医学と呼ばれるものがあります。漢方医学の中でのPMSはどんな考え方なのでしょう。

 

漢方医学での考え方は「気・血・水」というのが基本とされています。人間の身体はこの3つの要素で出来ていて、互いに影響し合っているという考え方です。元気な時はこの3つのバランスが保たれている状態ですが、3つのバランスが崩れると何らかの症状が現れ始めるのです。

 

漢方は、5、6世紀に中国から日本に伝わってきた医学がもとになった医療です。漢方では、自然に存在する植物などを使って「生薬」と呼ばれる薬をつくり、その薬を使って医療をおこないます。

 

漢方のいいところは、一種類の漢方で複数の症状に効用があるものが多いことです。だから、色々な症状が出るPMSには、効果が出やすいといわれています。

 

それぞれが表しているもの

・気・・・大気や食物から取り込む生命活動エネルギーを表します
・血・・・血液と、血液によって巡る栄養素や酸素を表します
・水・・・血液以外の体液を表します


PMSの場合、この気・血・水の全てのバランスが悪い状態と考えられているんです。気の流れが悪く、血液の循環も悪い、そして水の異常が起こっているが故の症状だといいます。

 

気・血・水の異常が、身体にもたらす影響

気…イライラ、斯ううつ状態、気分の不安定
血…頭痛、肩こり、腹痛
水…むくみ、吐き気、めまい


これってまさに、PMSの症状そのものですよね。なるほど、と納得せざるを得ない考え方となっています。

 

 

漢方はどれくらいで効果がでるの?

漢方はゆっくり効果を感じるお薬なので、最低でも1ヶ月以上はかかります。1、2ヶ月は飲むつもりでお付き合いをしてくださいね。漢方の飲み方はお腹が空っぽになる食間にお湯か水で服用します。お腹が空っぽのときの方がお薬の吸収が良いとされているからです。

 

漢方薬で効果が感じられない時は

漢方を飲み始めたけれど、3ヶ月経っても何の効果も表れないことがあります。また、漢方も副作用はゼロではないので、副作用がつらくて飲み続けられない人もいるでしょう。漢方もその人に合う、合わないがあります。症状や体質に合う漢方が見つかるまでは、調合や飲む量を調節して試していきます。ただ一回のお薬の効果が出るのに時間がかかるので、気長に探すようになります。早い改善を望む場合は向かないお薬かもしれません。

 

ピルと漢方どっちの方が効果あるの?

それぞれの効果を読んでいただければ分かるように、どちらも効果はありますし、合わなければどちらも効果は出ません。低用量ピルにしろ、漢方薬にしろ自分の身体に合うお薬が見つかるか否かにかかっています。必ず効くお薬がないのが、現状の残念なところなんですね。
中には低用量ピルを服用しながら、ピルでカバーしきれない症状を漢方で緩和しているという人もいます。また、ピルも漢方も身体に合わず、飲み続けられない人も多いんです。そういう人は、毎月のつらい症状に今も悩まされています。難しいところですね。

 

 

PMS緩和によく使われる漢方薬とは?

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PMSを漢方で改善するには、気・血・水のバランスを整えてあげる必要があります。PMSは主に気・血の流れの異常によるものと考えられています。実際にどんな生薬が使われるのか調べてみました。

 

PMSにとくに効果的な漢方は7種類!

  • 桃核承気湯(とうかくじょうきとう)
  • 桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
  • 加味逍遥散(かみしょうようさん)
  • 当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
  • 抑肝散(よくかんさん)
  • 半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)
  • 五苓散(ごれいさん)など

漢方は飲む人の体質にあわせて処方されますので、興味がある方は漢方薬局や専門店などで相談してみてくださいね。ちなみに、2000年以上も前に書かれた漢方の古典の中には、PMSと思われる症状についての記述があるそうです。

 

・気を巡らす生薬…柴胡、枳実、陳皮、半夏、厚朴、香附子など
・血を巡らす生薬…当帰、芍薬、川キュウ、牡丹皮、紅花、田七人参、延胡索など

 

漢方に詳しくない人が見れば?マークがたくさん出そうな言葉ばかりですね。それでもちゃんとした漢方で使われている生薬の名前です。これらの生薬が配合されている漢方薬を症状に合わせて処方されるのが漢方医学です。よく使われるものをご紹介します。

 

加味逍遥散(かみしょうようさん)

イライラしたり、逆に気持ちが滅入って元気が出ない症状に効果のある漢方です。PMSの場合1番多い症状なので、まずこの漢方を進められることが多いです。

 

桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)

のぼせ、肩こりなどの症状に効果のある漢方です。生理痛にも効き目があるので、一般的に生理痛が重い人などにも勧められるものです。加味逍遥散と同様によくある症状なので、第一選択薬となる場合が多いです。

 

桃核承気湯(とうかくじょうきとう)

便秘、のぼせ、肩こりなどの症状に効果のある漢方です。錠剤になっていることが多いので、量を調節することができます。少ない量から始めて効き目に合わせて量を増やしていくといった使い方をします。

 

当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)

頭痛、めまい、冷え性などの症状に効果のある漢方です。疲れやすい人や月経不順などにも使用されています。女性向けの漢方として有名な漢方薬です。

 

半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)

不眠の悩みや精神的に不安が強い人などに効果のある漢方です。一般的にも心身症やうつ病などにも使用されることが多いです。症状によって様々な漢方があるんですね。必ず漢方薬に詳しいお医者さんに相談して服用しましょう。

 

 

漢方は危険?副作用について

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漢方薬にも副作用はあります。西洋薬と比較すると少ないですが、決してゼロではないのです。その生薬自体に副作用がある時もあれば、飲む人の体質や体調によって副作用が出ることもあります。

 

例えば…
体力がない人に副作用が出やすい生薬で甘草や大黄があります。心臓疾患を持っている場合は麻黄という生薬を服用すると、食欲不振、動悸などの副作用が出やすいです。逆に元気な人は絶対に服用してはいけない附子という生薬もあります。漢方は自己判断で飲んではいけないということです。

 

お医者さんと相談しながら少しずつ飲んで、様子を見ていくというのが自然な流れです。そして飲むからには「副作用はゼロではない」ということを理解したうえで服用しましょう。逆に身体に合う漢方が見つかれば、PMSの症状を緩和することが出来るのも事実。

 

ただ漢方の場合、根本的な体質改善にはなりません。やはり本当にPMSを治したいと思うのであれば、サプリメントで必要な栄養素を補いながら改善していくのが最も近道です。管理人おすすめのサプリ>

 

 

PMS緩和には漢方のまとめ

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漢方薬は一錠で複数の症状に効くことから、PMSのような多彩な症状が一度に出るような病気には向いていると言われています。
漢方だけに頼るのではなく、漢方+月経前の過ごし方やサプリメントで体質改善など、自身の身体に合った方法を探すことが大切ですね^^

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